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東京書芸学園スタッフブログ

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

2015/06/09

皆様、こんにちは。
イベントと教材部を担当しております根津でございます。

私、書道展を担当しておりますのに、5月の書藝選抜展はお休みさせていただきました。
実は、5月の連休前の4月26日に駅の階段から落ちて、鎖骨を骨折してしまったからです。

ハイヒールを履いてスマートフォンを操作しながら階段を下りていて落ちました~。
皆様も「ながらスマホ」は危ないのでなさらないようお願いいたします。




さて、大好きな映画ですが、ちょっと変わったものがありましたのでご紹介いたします。
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』・・・ご存知でしょうか?
この映画はアカデミー賞をはじめ、ゴールデングローブ賞、ヴェネツィア国際映画祭等で
数々の作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞などを受賞した映画です。

映画の内容は特別変わったものではなく、
落ち目の俳優が現実と幻想のはざまで追い込まれるさまを描いたブラックコメディー。





この映画の一番の見どころは、まるでワンカットかのような映像演出でしょう。
役者を撮るというよりも、追い続けるように見える撮影手法。
時折混じる妄想シーンとあいまって、観る人を異空間に誘い込むようです。



こんな声もあります。
「本作を見た映画ファンなら例外なしに驚くポイントは、
この映画が、冒頭と最終盤の数カットを除いて、
全編のほとんどが超絶長回しのワンカットで撮影されていることだろう。

およそ2時間に渡り、カットなしのワンカメ映像が延々続くのだ。」
「正直、100年を超える映画の歴史の中でも、
こんなにも長いワンカットは他に見たことも聞いたこともない。」



本作の撮影を担当したエマニュエル・ルベツキによると、
本作が1回の長回しで撮影されたものだと観客に思わせるために、
本作のカメラワークと編集には非常に高度な技術を要したという。



第87回アカデミー賞では、前回のブログでご紹介した映画
『6才のボクが、大人になるまで。』との一騎打ちが予想されていたのですが、
作品賞に加え、監督賞、脚本賞、撮影賞という主要4部門を制する圧勝でした。



そして遂に日本でも公開されましたが、意見が完全に真っ二つに分かれたようです。
絶賛する人とそうでない人・・・。
そんな理由からか、公開期間が非常に短かったのです。

こんなにたくさんの賞を取った話題作なら、通常は長く上映されても良いはずなのですが、
確かに短くて「え?もう終わってしまうの」と私もあわてて観に行きました。
私的にもこの映画のカメラワーク以外にはあまり感動はしませんでした。

でも絶賛する人も非常に多く、誰にでも受け入れられる作品ではなかったようです。
現在もまだ上映している映画館がありますので、ご覧になった方には
是非、ご意見を聞かせていただきたいと思っています。



昨日よりうっとうしい梅雨に入りました。
皆様、体調管理をしっかりとなさってください。

そしてくれぐれも「ながらスマホ」にはお気を付けくださいませ。

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