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東京書芸学園スタッフブログ

梅の実を楽しむ

2014/06/10

こんにちは。長尾です。私の似顔絵は一番右端です。
どうでしょう似てますか???




梅の花の良い香りから数カ月、梅の実が収穫される季節がやってきました。



実家にいる頃、まだ、祖母が元気だったころは毎年この季節に、
自宅近くの小さな梅林でとれた梅の実を梅干しにしたり、梅酒にしたり、
傍らでその作業をみていたので今でもその姿を覚えています。



思い返せば、春先はヨモギの若芽を摘み集め、ヨモギ餅にしたり、
竹の子掘りを手伝い、竹の子の煮物やご飯になったりと、
季節ごとに何かと食べる記憶の多い幼少期でした(笑)



さて、スーパーの入口に果実酒用の大きな瓶と、

青梅や氷砂糖、紫蘇の葉が並びはじめました。



何の気なしにそれらを眺めていると、
ふと、昔、傍らで、祖母が梅酒を仕込む姿を思い返し、

自分でもできるのでは?いや、ただお酒に漬ければいいだけだし、
買わなくていいし、お得じゃん!などと安直な考えで、早速材料を集めることにしました。

いいなと思ったらすぐやってしまう、この性分。
狭い我が家のどこに大きな瓶を置くのかは考えずスタート!!



どうせやるならこだわって。

まず用意したのは、紀州南高梅。

楽天のJA紀南のものを購入。

青々として硬く身がしまっていました。
やはりスーパーのそれとは少し違いますね。

後はスーパーで手に入るこれらのもの、


専用のガラス瓶8L
氷砂糖800g
ブランデー4本

レシピどおりですが意外と多い砂糖の量にびっくりです。


梅のヘタをとるのに苦戦しましたが、

なんとか漬け込み、この状態までこぎつけました。

梅の実と氷砂糖を交互に入れている様子です。


レシピによると一日一回かき混ぜると良いそうです。
溶けた氷砂糖がまんべんなく混ざり梅エキス抽出がしやすくなるようです。


2日目くらいからふわっと梅の良い香りが瓶の中からしてくるようになりました。

氷砂糖が溶けてきました。溶けるの早いなぁ。・・・香りもいいしもう飲めるんじゃないかと(笑)
でもここは我慢です。
だいたい3ヶ月から半年くらいで飲みごろになるそうです。

ただ、やはりどこにも収納する場所がないので、戸棚の前に放置しています。

夏の暑さや冬の寒さ、寒暖差なども含め、直射日光さえ避けていれば、
その季節の機微も味わいに繋がるのだそうです。(といういい言い訳をみつけました)


・・・果たして待てるでしょうか(+o+)


ちなみに、おうちでは昔から梅の種は食べてはいけないと言われてきました。

調べてみたところ、青梅(未熟な梅)は
青酸中毒を起こしてしまうけれども、
熟した梅は中毒の起因となる物質濃度が下がり
中毒を起こすことはほぼないそうですね。


この実、「仁」といい菅原道真公が好んだそうです。

別名「天神様」ともいい粗末にできないということで、
大宰府に梅干しの種の収め所があるそうです。


病気快癒のお守りで、お祓い済みの梅干しを食しその種を入れる類ものが、
菅原道真由来の神社で見かけられるのもこのことから起きているのでしょうね。



花も実も楽しめるとは実に粋な草木です。


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