2012/10/09
ブログをご覧の皆様。
お久しぶりです。
通信講座担当の橋本でございます。
いやはや、今年は厳しい残暑が、、、と思っていたのですが、
この週末は肌寒く、寒暖の差がいっそう激しい今日この頃。
日が沈むのもビックリするくらい早く、14時を過ぎるともう夕方?と
思うくらい太陽が傾きます。
秋や冬を寂しく感じることが多いのは、日照時間が短くなることや、
気温が下がる為ではないかと最近考えています。
かくいう私も、最近無性に寂しく感じることが多いです。
さてさて、時は西暦2012年8月23日
わが故郷、北の大地 北海道への里帰り。
いつもの飛行機ではなく、自転車とフェリーでの無謀な旅を思いついてから数ヶ月。
渋谷区内の自宅から一先ず、茨城県の大洗のフェリー乗り場へ自転車で。
その後はフェリーに18時間揺られて苫小牧へ。
そこからまた自転車で札幌の実家へ。
という流れで、それ以外のことは殆ど決めず。。。
結局その日はきました。
結局準備らしい準備は何も出来ず。
※事前に休みの日に数十キロくらいの中距離を走っておくなど
結局最低限必要なものすら買わず。
※パンクした際の交換チューブや工具や地図やヘルメットなど
気がつけばその日はきました。
そしてその計画は寝坊と共に始まりました。
本来の出発予定は日の出前、深夜3時頃。
およそ15時間ほどかけて、余裕を持って夕方18:30発のフェリーに乗る予定でした。
下調べをと思い、実際に東京~大洗間を自転車で走ったことがある人ブログを拝見したところ、その方は12時間で走破されていたので、初心者の僕は+何時間か余裕を持って出発しようと思いこの時間になりました。
・・・が
目が覚めると朝6時。
軽く血の気が引きました。
急いで準備をして家を出ました。
世間様は平日ど真ん中。
都心や国道は出勤時間に近づくと道路が混雑してしまう、と思い急ぎました。
どの道を走って向かうかはうろ覚え、頼みの綱はiPhoneのみ。。。。
。。。本当は余裕を持って出発し、道中に写真等を撮りつつ、
楽しい旅番組のごとく大洗を目指す予定だったのに。。。。
と思いましたが、遅刻するわけにいかないので、周りを気にする暇もなく。とにかくこぎました。
出発して2時間ほど経過し、日差しが強くなってきました。
汗もだらだら。
そういえば何も食べていないし飲んでいないことに気がつき、
あらゆる人に注意を促されていた「熱中症」の言葉で頭がいっぱいになりました。
ふらふらしながら道中のコンビニに転がり込み、2リットルのスポーツドリンクを買い
まず一気に半分の1リットルを飲み干しました。
気持ち悪くなりました。
ここでふとiPhoneを取り出し、出発前に起動していた自転車アプリを確認すると
走行距離約50キロの表示が。。。。。
(・A・)え?。。。。。
2時間で約50キロ?。。。。
およそ120キロくらいで考えていた、東京~大洗間の2/5くらいを走ってしまったと???
は、、、早い(・∀・)
このへんから調子に乗りぐんぐん走りました。
大好きな音楽を聴きながらぐんぐん走りました。
"間に合うかどうかとビクビクしていた気持ち"から一転、
"どのくらいの短時間で到着できるか試してやろう"とニヤニヤしながら走りました。
大きなトラックが轟々と走る中に、ちょこっと小さい自転車が混じって。。。
道中、国道の交差点のど真ん中で足がつったり
茨城市内の牛や堆肥で鼻がやられたり
サドルとの接合部分がどうにも痛くて途中で歩いてみたり
腕に白いものが付いている、と思って触ったら塩だったり
計6リットルのスポーツドリンクを飲み干して最高に気持ち悪くなったり
それでも一度もトイレに寄らなかったり、、、、、等
悲喜こもごもありましたが、気がつけば無事大洗に着きました。
記録は。。。。。。
ワァ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)-_-)=゚ω゚)ノ━━━!!!!
総距離 132.5km
時間 6時間53分25秒
ワァ━━━ヽ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )メ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )メ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )ノ━━━!!!
頑張りました。( ´∀`)
久しぶりの達成感。( ´∀`)
朝起きた時はどうなることかと思いましたが、こんなに早くつけるなんて。( ´∀`)
?
は、、、早い(・∀・)?
(・A・)あ。。。。。
到着時間はおよそ13時。。。。。。。
出発時間は18時半。。。。。。。
(・A・)。。。。。暇。。。。。
そうです。
早すぎな時間に到着してしまった僕は、出発までのおよそ6時間。
近場をふらふらする体力もなく、フェリー乗り場の待合室で座りながら寝ました。
( -_-)zzzzzZZZZZZZ
そしてフェリーは予定時間に無事出港しました。
人生初のフェリーは囚人移送船のようでした。
薄暗い船内。
費用を抑えるために選んだ大部屋の布団は肩幅より少々大きい程度。
寝転んで手を伸ばせば届く距離に、見ず知らずの方の足。
お金を下ろすのをすっかり忘れ、財布の中には27円
おまけにiPhoneのバッテリーは10%を切り、iPodのバッテリーも瀕死の状態。
充電用のコンセントもなく、まもなく両機。。。没
遠い昔、学生時代の部活で行った合宿所の方がまだマシでした。
でも唯一の救いはお風呂があったことです。
暇過ぎて寝ていると、のび太くんのようになりそうだったので
風呂に入りびたり、しずかちゃんになることを選びました。
夜中、用を足しに目が覚めトイレに行きました。
部屋に戻る途中間違って、船の甲板に出てしまいました。
※寝ぼけており、コンタクトレンズを外していた為、両目0.01ほど※
夜の太平洋沖。
電気なんてあるはずもなく、外はもちろん真っ暗!
空と海の境界線が全く見えない真っ暗!!!
潮の匂いと生ぬるい風に、煙突から『ゴオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!』と響きわたる音が、地獄のように恐ろしく、のろのろと部屋に逃げ帰りました。
翌日、ようやく船が苫小牧に到着しました。
天気はあいにくの小雨でしたが、山は越えたのでほぼ安心しきっていました。
囚人移送船から解放され、自転車と一緒に一番に船から飛び降り、祖母が入院していた苫小牧市内の病院を目指しました。
祖母には自転車で来ることを内緒にしていた為、いきなり行って驚かせようと楽しみにしていました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。ガ、、、、、、ガクン、、、、、、、ガクン、、、、、、、ガクン、、、、、、、ガクン、、、、、、、ガクン、、、、、、、ガクン、、、、、、、ガクン、、、、、、、
(・A・)あ、、、、、嫌な予感、、、、、
おかしな音と共におかしな振動が伝わってきたので、降りてタイヤを確認しました。
後輪。没。。。。
GAMEOVER
。・ ゜。 。゜。
。・ ゜。 。゜ ・。
。・ ゜。 。゜ ・。
。・ ゜。 。゜ ・。
。・ ゜。 。゜ ・。
・。 。・
∴ ・(ノД`)・ ∴
結局、ほぼ同時刻に飛行機で新千歳空港に到着していた姉と弟を迎えに来ていた父の車に回収され
病院に向かいました。
せっかく自転車できていたのに、結局みんなで病院に行った為祖母を驚かせることもできませんでした。
( ´_ゝ`)
でも今回の自転車の旅は、未経験のことだらけで旅行経験や遠出の経験が少ない僕にとってとても貴重な経験になりました。20代のうちにやっておきたい!と思い立ち、現実に挑戦できたことが
本当に嬉しいです。
まだ時間はあるので、今度は一人海外旅行に挑戦してみるつもりです。
ヽ(`Д´)ノ がんばるぞー!!!
お墓参りに行ったときに出会った、指の爪くらいのサイズのカエルです。
----------------------------------------------------
今回は時間の都合上ちょっとだけですが、音楽のご紹介を、、、
Caravan
Camp、Wagon、Changes
白鳥マイカ
RedClover、線、Shelter
BIGMAMA
#DIV/0!、Mr.&Mrs.Balloon
それではまたまた、およそ二ヵ月後。。。。。年末ごろにお会いしましょう。
サヨナラ~ (´ー`)ノシ