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東京書芸学園スタッフブログ

言葉ってむずかしい

2012/11/09

こんにちは。朝ふとんが恋しい季節になってきました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は日々PCやら誌面やらとのにらめっこで肩こりが慢性化しております。


本日の東京は、晴れ/最高気温19℃

 

2012.11.09稲葉1.jpg

 

ここ数日間は心地よい陽気で、今ちょうど春の反対側でしょうか。
東京は代々木でも徐々に紅葉が見られるようになりました♪
日陰ではまだまだ青い葉ですが、日向にあるイチョウ並木は、
黄色くあたりを照らしています。

 

2012.11.09稲葉2.jpg


さて、誌面に携わる者としてある程度
正しい日本語を扱えるよう心掛けておりますが、
意外と誤った認識をしていることが多いものです。

私 先日まで「重複」を"じゅうふく"と
読んでおりました。そして発言しておりました。
正しくは"ちょうふく" ですね。    は、はずかしい!

しかし、間違える人が多いため、現在では"じゅうふく"でも
セーフらしいです。


そこで今回は、私が知っている普段何気なく使ってしまう言葉を
果敢にもいくつかご紹介していきたいと思います。

「既存」の読み
誤:きぞん   正:きそん

濁らないです。ただ、「重複」同様、濁っても現在はセーフです。


「依存」の読み
誤:いぞん   正:いそん

「既存」に同じ。


「潔い(いさぎよい)」
"いさぎよ"までが読みなので、「イサギ良くない」という表現は誤り。
否定語の場合は「潔しとしない」と言います。


「~の方」
誤例:「ご注文は、筆心3ヶ月試読の方でお間違えないですか。」
「~の方」は、場所をざっくり説明する際に用います。
なんでもかんでも付ければいいという便利な言葉ではないです。
正例:「東京書芸学園は代々木の方です。」


「~からお預かり」
誤例:「1,000円からお預かり致します。20円のお返しです。」
1,000円さんが何かを渡した訳ではないので誤りです。
正例:「1,000円、お預かり致します。20円のお返しです。」  スマート!

また「お預かり」とは、お釣りが発生した場合に使える表現で、
受け取った金額が丁度ならば誤りです。
例:「980円ちょうど頂戴いたします。」

 

どうでしょうか。お役に立てたでしょうか。
これ以上やるとボロが出そうなので、今回はここまでで(^_^;)ゞ
これだけ偉そうに言っておいて、私もまだまだ間違えます。。。


ただ、言葉は時代ごとに移り変わるもので、
だれもがみな間違えていれば、それが正しいという認識に
塗り替えられてしまいます。言葉って奥が深いですねー。


それでは、この辺りで、失礼させて頂きます。
ご閲覧ありがとうございました。

 

                            出版部 稲葉

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