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東京書芸学園スタッフブログ

はじめまして東條です。

2012/07/13

 東京書道教育会で今月から業務、商品企画を担当いたしております。

 

私が住む南長崎(豊島区)の近くに「哲学堂公園」があります。
不思議な雰囲気の公園ですが、ご存知でしょうか?

 

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哲学堂公園事務所 電話:03-3951-2515
大江戸線の新江古田駅から徒歩約15分位。

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梅雨空の朝、カメラを持つて哲学堂に出かけてみました。この時期の
紫陽花は雨がパラパラ当たるとさらに鮮やかですね。


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哲学堂とは~
東洋大学の創立者、故井上円了博士が明治37年に私財をなげうち「哲学世界」を
視覚的に表現し、教育の場所として整備した個性的な空間です。
広大な公園には、個性的な建造物やモニメント、庭園があります。
(現在は東京都中野区が管理)

 


■個性的な井上円了博士~


井上博士は別名、妖怪博士と呼ばれ、その世界では権威です。
でも、妖怪を信じていた訳ではなく、江戸時代からの封建的な習慣や
考え方を否定し、自分が自ら考え行動する人(哲人)を育てるため、
地方や村々に息づく古い迷信や怪しげな伝説などを否定するために
妖怪達の研究を重ねたようです。

 

 

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▲感謝の筆塚

 

「字を書きて恥をかくのも今暫し 哲学堂のできるまで」
哲学堂開設までの資金集めのため、井上円了博士が全国を講演、巡遊中
求められて揮毫した際の謝礼が基金となった、その謝意を含めた記念碑です。

 

 

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▲狸の像~

 

「狸燈」人間の心情には狸がいるそうです、そのお腹には時に
光輝ような霊性を発するらしい。
※何を語っているのでしょうか、お腹が口のように開いています。

 

 

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▲子供が愛らしい「絶対城」の石碑には~

 

「万物の書物を読み尽くすことは絶対の妙境に到達する道程である」の
意味から名づけられると、刻まれています。

 

 

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▲絶対城内部 

 

昔、書物を収めた建物(奥には、豊かな髭の孔子が鎮座している)
※普段、内部は非公開ですが、たまたま内部清掃中だったので特別許可をもらって~

 

 

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▲象徴的な六賢臺

 

東洋の六賢人を奉る塔(聖徳太子、菅原道真、荘子、朱子、インドの
龍樹、迦毘羅仙)※内部は普段非公開

 


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▲機関車トーマスに出てきそうな天狗の瓦

 

七夕のこの日はあいにくの雨でしたが、子供から学生、大人、老人まで、
いろいろな願いが竹に飾られていました。
この様々な願いが梅雨空を突き抜けて、天に届いて欲しいと思いました。

 

 

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▲願いを込めた七夕飾り

 公園事務所前

 

 

私は、お休みにはカメラやスケッチブックを持つて散策を楽しんでいます。
これからも、チャンスがあれば紹介させて頂きます。

 

永い伝統と歴史をもつ、東京書道教育会の発展に前向きに頑張ってまいりたいと思います。
よろしくお願いいたします。

 

 

東條 勲

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