1. 東京書芸学園ホーム
  2. 東京書芸学園スタッフブログ
  3. 早稲田オープンカレッジ

東京書芸学園スタッフブログ

早稲田オープンカレッジ

2013/04/23

 

こんにちは。
指導部の村上です。

書道の普及に授業を頼まれてあちこちへ行っています。
近くでは前回ご紹介した明治神宮がありますが、今行き始めたのが、
早稲田大学のオープンカレッジです。
オープンカレッジは、大学の教室で様々な講座を学ぶことのできる授業です。
どなたでも受講できます。
私が行っている授業はボールペン字です。4月11日から毎週木曜日に通っています。
もちろん、キャンパスには早稲田大学の学生諸君が闊歩しています。

 

写真1.JPG

大学構内で授業が受けられるので環境はいいです。
きれいなキャンパスを行くと、さあ勉強するぞという気にさせてくれます。
とくにこの季節、緑が増え始めてきれいです。

 写真2-1.JPG

写真2-2.JPG

環境がよいと、きれいな字が書けそうな気がするから不思議です。
気持ちよく学ぶことはいいことなので、それで楽しく授業が受けられればOKです。

授業は生徒が25名。女性の方が24名で、男性は1名。孤軍奮闘されています。
授業内容は次の通り。4月から6月まで、10回授業を行います。

 

タイトル:ボールペン字の基本を学ぶ
1回目 ボールペンの持ち方。きれいな線を引く。名前を書く。手本配布。
2回目 キレイな字形のポイント。
3回目 ひらがなを学ぶ
4回目 カタカナを学ぶ
5回目 字粒とは。よりキレイに書くために。
6回目 漢字の練習
7回目 ひらがな、カタカナの練習
8回目 葉書に文章を書く。
9回目 葉書の宛名書きを学ぶ。
10回目 すぐに書ける「姿のよい名前」の書き方。

 

先週2回目を行って、きれいな字形のポイントを解説しました。
漢字の楷書ですが、文字は線や点によって組み立てられていますので、組み立て方があるわけで、
まずはどう組み立てられているのかを説明しました。
お手本を見て書くだけではなく、まずは理屈を理解して、なるほどと思うことが大切です。
組み立ての理屈がわかれば、自分の文字のどこが違うのかが分かりますので、
修正をくわえればよくなります。
お手本をみて書く時も、ここのことだなと、ここがポイントだなと、
分かると分からないでは大違いです。

また、ボールペンの正しい持ち方や、練習方法も解説。
ボールペンは筆記具で、ひとつの道具なので、正しく使ってこそ性能を発揮します。

来週は、ひらがなについて、その次はカタカナについて。今回はハガキに文章を書く練習もします。
最後に「すぐに書ける姿の良い名前の書き方」なるものを講義しますが、これはちょっと面白い。
名前には、その名前のポイントとなる一文字が入っていますので、その文字を引き出してあげると、
姿がぐっと良くなります。即効性のある秘訣なので、すぐに使えます。

そんなこんなで、あっという間に授業が進み、教室を出ると、大隈重信公が、
「しっかりやりなさい」
と睨んでいました。

 写真3.JPG

すぐ近くには大隈講堂が威容を見せています。

写真4.JPG


以上、今の風景ですが、昔はこんな建物だったようです。
キャンパスの壁に描かれていました。

写真5-1.JPG

 写真5-2.JPG

時代を感じますが、こんな校舎もすてきですね。

それではまたお会いしましょう。

 


 

このページの先頭に戻る

  1. 東京書芸学園ホーム
  2. 東京書芸学園スタッフブログ
  3. 早稲田オープンカレッジ