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東京書芸学園スタッフブログ

通信教育つうしん その5 can't you seeの巻

2011/11/15

ブログをご覧の皆様。
お久しぶりです。

通信講座担当の橋本でございます。


立冬が過ぎ、気分はすっかり冬支度をはじめたようです。
風も乾いてきて冷たく感じることが多くなり、落ち葉の量も増えてきました。


今日は春くらいにあったことを書こうと思います。

 

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5月の土曜日の昼食事をした後、僕は新宿の郵便局に向かった。

自転車でで新宿センタービルの角を曲がった時
ビルと植え込みの間に立っている男の人が目に入った。
手には白杖を持っていた。


僕はそのまま通り過ぎた。


彼の位置から点字ブロックまでは距離があり
近くには地下に続く階段もあった。


僕は引き返した。

近付いて声をかけると、思った通り目が見えない人だ。


彼は郵便局に行きたいと言ったので僕は一緒に新宿郵便局に
行くことを提案し、近くに自転車をとめた。


何故か僕は嬉しかった。


彼は "肩をお借りしたい" と言い僕の肩に手を置いて歩きだした。
 "ありがとうとすみません" を繰り返しお礼を言ってた。


50メートルくらいの距離を歩く間、いろんな話をした。


一人暮らしで、目が見えないのは生まれつきだということ
今日食べた昼食のことや、一人でいろんなところに出掛けてること
僕が昼食を食べた店のこと。

彼の目は"光を感じられるけど色や形はわからない" と言っていた。


郵便局でお互い用事を済ませた後、彼はこのまま帰るらしく
新宿駅の改札まで送ることにした。


人が多いところは怖くないかと聞くと
"逆に助けてくれる人がいるから助かる"と言っていた。

彼は白杖を使い、歩くのと同じ速度で階段を下がった。

改札で切符を買い、僕は駅員に声をかけ彼のことを頼んだ。


何度も何度もお礼を言い、彼は帰っていった。

 


僕は真っ白になった気分だった。
そして嬉しかった。

自然に彼のところに向かえた自分。
役に立てた気がして、そんな自分が嬉しかった。

ただの自己満足で、彼にとって良いことじゃなかったかも知れない。


でも一緒にいたあの時間だけでも守れた。
一緒に話している時、彼はとても楽しそうだった。

もし僕の目が見えなくて、困っている時に誰かが来てくれたら
きっと嬉しかったと思う。
だからそう考え、良しとすることにした。

 

231115.JPG 

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それではまたまたまたまた前回に引き続き、最近聴いている音楽をちょっとだけ紹介します。
今回も諸事情により一人一曲で。


Chris Brown
   Yeah 3x
Kety Perry
   Last Friday Night
lego big morl
   バランス
immi
   milk&honey
DA PUMP
   Don't Stop Lovin'!

良曲ばかりです。
是非聞いてみて下さい。

 


衝撃画像。。。


。。。。は今回ありませ~んw


※いじめられてな~いんですw

 

 

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