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東京書芸学園スタッフブログ

明治神宮の森「参集殿」で紅霧書展

2013/01/11

 大陸の冷たい高気圧から吹き降ろす北西の季節風の影響で
日本列島はこれから冬本番です。

 

 今年の干支は巳年。毎年、初詣で多くの参拝者が訪れる
明治神宮ですが、昨年、12月7日~12月9日その明治神宮の
参集殿で第26回紅霧書展を開催しました。お陰様で多くの
方にご来場いただきました、心より感謝申し上げます。

 

▲明治神宮 北参道口

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▲落ち葉は集められ森に返します

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▲風格ある「参集殿」

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▲紅霧書展会場

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この「明治神宮の森」は大正4年の造営工事まではここのような
木々が繁る森では、なかったようです。この時代、代々木付近は畑と
荒地が広がっているだけででした。

 

 現在、東京ドーム約15個分の境内には約245種、17万本の樹が豊かに
茂る自然森ですが、当時、全国からの献木10万本と11万人の勤労奉仕に
よる植林でこの森が作られたのです。

 

 当時、造営関係者は関東ローム層のこの代々木では、有名神社のような
風格ある檜や杉は育たないと判断、育ちやすい椎、樫、楠などの照葉樹を
中心に多く植えたそうです。
 確かに、明治神宮の中に入って森の樹木を見渡すと檜や杉は少なく
楠や椎の大木が力強く根を張り、天高く枝葉を伸ばしています。

 


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▲会場風景
 

 

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▲売店

 

 明治天皇・昭憲皇太后両御祭神の御神徳と、百年先の森の姿を見据えた
先人達の英知と共に、この森を大切に守りつなぎ子孫達に受け継いで欲しいと
思います。

 


 今年もより充実した紅霧書展を秋に開催いたします、
どうか歴史ある明治神宮の森、「参集殿」ご来場下さい。

 

東條 勲
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