先日、仕事の都合で京都へ行ってきました。俗に言う出張です(笑)
花の頃の京都は観光シーズン。
宿泊先を押さえるところから大変でした(汗
ただ、今回、いざ京都に入るとお天気にも恵まれ、
移動に難の生じることはありませんでした。日ごろの行いがいいからですかねw
お仕事の目的はちょっと内緒ですが、
廻ったところは京都の伝統を支えるお店の数々です。
地元の方と話しているとすぐ戻るのが関西京風のなまりです。
イケズな言い回しも同時に戻ってきて次の日にはなんら現地で違和感の無い喋り口調になっていた自分に一番びっくりしました。
ホントに言い方がはんなりキツくなるので東京の友達とはこれで喋ったりできないだろうなと。
もちろん東京へ戻ってきたら自然と東京で普段しゃべる言葉に戻ってしまうから不思議です。
今回うかがったのは、
お箸に塗り物、扇子に竹細工、風呂敷にお香。10軒近く。わりと強行軍でした。
でも、いろいろ貴重なお話しを頂き楽しかったのというのが正味なところです。
ただ、みなさんおっしゃるのが細工ものの職人さんは随分数が減り後継者不足というお話です。
こういった文化は残っていってほしいですよね。
そうそう、とある塗り物のお店でのこと。
ちょっと写真を紛失してしまったのですが、京塗りのお盆を見せて頂けました。
金箔やら幾重にもわたる塗りを重ねたお盆です。
「いくらだと思いますか?」といわれ、
こういったものの良しあしはよく分からないのですが、
「50万くらいですかね?」
と私回答すると、
「200万円なんですよー」、と。
触らなくて良かった・・・w
もうこれは美術品ですね。
私には手の届かない貴重なお品でした。
やっぱり触っておけばよかったw
伝統工芸の奥深さですね。
これはとあるお店でみかけたレリーフです。
きれいですねぇ。
さて、京都といえば移動は縦横無尽に走るバス!・・・ですが、
実は以前京都に少し居たころの記憶など頼りになるわけもなく。
一度乗ってあらぬところへ行ってしまったので、
今回は地下鉄をメインで移動してみました。
10分に一本くらいはくるのでわりと便利でしたよ。
また、今回観光というわけではないですが、
いろいろなお店があるので、少々歩いても苦にならないのが
京都のいいところですね。
最後にやはりシメは京料理です。仕事が終わった後のご褒美です。
そんなに高いものは手が出ませんが、
かといっておばんざいというのも住んでいた頃食べ飽きていたので
こんなものを頂いてみました。
一つ目は造り盛り。
何がすごいってニンジンがくるくる巻いていたり、
胡瓜が蝶々だったり、蝶々が山葵の山に止まっています!w
この演出たまりません。
・・・ニンジンのぐるぐるは暖かい春風のイメージかな??
下手に見てくれのきれいな器にこれ見よがしに盛られるより、
遊びの利いたお皿の方が自分は好きです。
二つ目はぐじの塩焼きです。
正式には「アカアマダイ」というそうですね。
こういった塩焼きを関東で食べるとやたらめったら塩を振りかけて
結晶になったものがまとわりついているものをよく見かけます
(私がいくところだけかな?)が、そこはやはり京都。
わかるかわからないかくらいの塩加減で品よく出して頂きました。
皮はパリパリ、身は程よい脂のノリがありジューシー♪
普段お弁当は冷めてしまうので味付けを濃い目にしていますが、
こういった薄味のほうが食べ飽きないし素材の良さが分かりますよね。